年末年始休業のお知らせ 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 誠に勝手ながら、弊社では下記の期間を年末年始休業とさせていただきます。
休業期間: 2024年12月28日(土)~2025年1月5日(日)
お電話・メール等でのお問い合わせは、 2025年1月6日(月)以降の対応になりますこと、あらかじめご了承くださいませ。 ご不便をお掛けいたしますが、何卒宜しくお願い申し上げます。
厚生労働省は23日、2024年の労働災害発生状況(12月速報
死亡災害は、死亡者数が631人で前年同期比3.6%増加。業種別では、建設業18.3
休業4日以上の死傷者数は、11万3,193人で前年同期比2.
24-12_労働災害統計速報_2024.12.pdf (0.51MB)
12月に入り、ますます昼夜を問わず冷え込み、冷たい風も厳しくなってきました。
最近、街を歩いていると、ズボンのポケットに両手を入れたまま歩いている人、ハンズ(イン)ポケットの人が目に付くようになりました。片手はハンズ(イン)ポケット、もう片手はスマホを操作しながら歩行、という方も目にします。
ところで、なぜハンズ(イン)ポケットは危ない?と言われるのでしょうか?
ご承知のとおり、人はそもそも「四つ足動物」です。四足歩行時は、頭(脳)の位置はそれほど地面から離れていませんでした。なので、足(後ろ足)や手(前足)がバランスを崩してコケても、顎や顔に怪我する程度で、少なくとも転倒で死に至ることは殆どありませんでした。
進化と共に2足歩行になり、結果として体で一番重要な器官の一つ「脳」が一番高い位置になりましたが、人の頭がい骨の進化(地上から1m以上の高さで脳が活動するリスクに備えた頭がい骨の進化)は追いついていません。結果、直立歩行状態から地面に頭がい骨を直撃して死に至る現象が起きることになりました。俗に「1mは一命取る」と言われる被災です。
ある実験では1.6mの人の頭蓋骨が地面にぶつかるまで0.3秒だそうです。とっさの躓き時、それを目と筋肉(体)で感知し脳に伝え、脳が認識し、生命の危険を判断し、防御の手をズボンポケットから出す(運動神経に指示を出す)まで0.5秒。そうです。間に合わないのです。
寒さを感じたら、手袋を使用する等でハンドポケットを防ぎ、安全安心な姿で歩行して「カケガエノナイ命」を守りましょう。
標記、本年度も12月1日から1月15日(陸災防は31日)にかけて、各災害防止団体を主催として年末年始の無災害運動、労働惨害防止協調期間が実施されます。
中災防スローガン:「今年もやります! 基本作業の徹底 年末年始も無災害」
建災防スローガン:「無事故の歳末 明るい正月」
陸災防スローガン:「健康診断 受信はスタート 向き合いましょう 検診結果」
この時期は、作業の輻輳・厳しい工程など安全衛生を脅かす要因が急増し、公私ともにあわただしくなり、労働災害や交通事故、過労等に伴う健康障害が多発する傾向にあります。
全産業ベースで見ますと、令和5年(2023年)の労働災害による死亡者数は755人と過去最少だったものの、休業4日以上の死傷者数は135,371人となり3年連続で増加。そのうち60歳以上の高齢者の割合は29.3%となっており依然として増加傾向です。また本年8月末までの労働災害発生状況(新型コロナウイルス感染症のり患による労働災害を除く)をみても、前年同期に比べて休業4日以上の死傷者数は、全体で1.5%増加し、業種別では陸上貨物運送事業で1.8%、第三次産業で3.0%の増加、事故の型別では「転倒」で0.9%、「動作の反動・無理な動作」で2.4%増加しています。
建設業においては、全国ベースでの10月速報値ながら、死亡者数は164人で前年より12人増、また、墜落・転落災害の死亡者数は57人と前年より1人増となっており、依然として死亡災害の約35%を占めています。
陸上貨物運送事業においても令和6年の労働災害発生状況(1~8月速報値)は、死亡者数が67人(前年同期比+4人、十6.3%) と増加し、引き続き取組の強化が必要な状況です。死傷者数も9,660人(前年同期+ 172人、+1.8%) と増加しており、「墜落・転落」による災害が依然として多発しているほか、「激突され」による災害も増加傾向にあり、これらの災害については、より一層強力に取り組む必要があります。
各事業者は、以下添付の実施要項を確認・活用頂き、あるいは今一度職場の安全衛生管理状況を確認し、この時期を無事故・無災害で乗り切りましょう。
令和6年度 年末年始無災害運動実施要領.pdf (0.17MB)
令和6年度 建設業年末年始労働災害防止強調期間実施要領.pdf (12.8MB)
令和6年度陸上貨物運送事業 年末・年始労働災害防止強調運動実施要綱.pdf (0.21MB)