標記、厚生労働省労働基準局安全課が発行した労働災害発生状況(4月速報値)を
以下pdfのとおり報告します。
【概況】
死亡災害は減少傾向を維持しているが、休業4日以上の負傷は今年も増加傾向のままであり、職場の安全確保が重要な事業課題(命題)となっている事態に変化が見られない。相変わらず全産業を通じて「転倒災害の防止」が一番重要な課題となっている。
災害速報_令和5年4月速報.pdf (0.49MB)
当社ホームぺージの「災害事例集」のページに機械災害事例集データベースのサイト(厚生労働省職場の安全サイト)へのリンク設定を追加しましたので、紹介します。是非ご活用ください。
↓↓↓
厚生労働省は、厚生労働省令告示168号を発行し、特定科学物質障害予防規則及び、、化学物質関係作業主任者技能講習規程及び金属アーク溶接等作業を継続して行う屋内作業場に係る溶接ヒュームの濃度の測定の方法等の一部を改正する告示を発行し、標記「金属アーク溶接等作業主任者(金属アーク溶接等作業主任者限定技能講習)」の資格を新設した。
これに基づき、健康管理、作業方法、溶接ヒュームの濃度測定、保護具等について所定の教育を行うことになった。
詳細は、以下関係通達をご参照ください。
令和5年厚生労働省令第66号.pdf (0.11MB)
令和5年厚生労働省告示第168号.pdf (0.08MB)
施行通達基発0403第6号.pdf (0.2MB)
厚生労働省は3月28日、労働政策審議会に対し、「有機溶剤中毒予防規則
この諮問及び答申を受
省令改正案のポイント
1 改正の概要
(1)特定化学物質障害予防規則(昭和47年労働省令第39号、以下「特化則」という)における有害性等の掲示の対象物質については、特定化学物質のうち、特化則第38条の3に規定する特別管理物質に限定されているが、有害性等に関する掲示の対象物質を全ての特定化学物質に拡大する。
(2)有機溶剤中毒予防規則(昭和47年労働省令第36号、以下「有機則」という)第24条第1項の掲示方法等について、最新のデジタル技術等を活用するため、掲示の方法を限定しないこととするための所要の改正を行う。
2 公布日等
公布日:令和5年4月下旬
施行日:令和5年10月1日(1(2)は公布日)
3 詳細は以下概要を確認ください。
有機溶剤中毒予防規則等の一部を改正する省令案等の概要.pdf (2.31MB)
令和5年度「全国安全週間」が6月1日~30日を準備期間、7月1日~7日を本週間として実施されます。本年度のスローガンは
「高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場」
です。
【趣旨】
今年で96回目となる全国安全週間は、労働災害を防止するために産業界での自主的な活動の推進と、職場での安全に対する意識を高め、安全を維持する活動の定着を目的としている。
これまで、事業場では、労使が協調して労働災害防止対策が展開されてきました。この努力により労働災害は長期的には減少しておりますが、令和4年の労働災害については、死亡災害は前年を下回る見込みであるものの、休業4日以上の死傷災害は前年を上回る見込みであり、近年、増加傾向に歯止めがかからない状況となっている。
特に、転倒や腰痛といった労働者の作業行動に起因する死傷災害、墜落・転落などの死亡災害が依然として後を絶たない状況にあります。
また、労働災害を少しでも減らし、労働者一人一人が安全に働くことができる職場環境を築くためには、本年3月に策定された第14次労働災害防止計画に基づく施策を着実に推進するための不断の努力が必要であり、特に初年度となる令和5年度においては、労使一丸となった取組が求められている。
そのため、令和5年度は、「高める意識と安全行動 築こうみんなのゼロ災職場」のスローガンの下、全国安全週間を実施することとしたとのこと。
なお、実施要綱は以下pdfのとおりです。
令和5年度全国安全週間実施要綱.pdf (0.3MB)