安全衛生情報

2021-05-11 15:29:00

標記、来月6月1日から「令和3年度全国安全週間」の準備期間となります。

全国安週間は、昭和3年に第1回開催以降、戦時中も一度も中断することなく続けられ、本年で第94回を迎えます。

以下のとおり概要、実施要綱を紹介します。この機会に職場における労働災害防止活動の大切さを再確認し、積極的に安全活動に取り組みましょう。

 

1 趣旨

 全国安全週間は、昭和3年に初めて実施されて以来、「人命尊重」という基本理念の下、「産業界での自主的な労働災害防止活動を推進し、広く一般の安全意識の高揚と安全活動の定着を図ること」を目的に、一度も中断することなく続けられ、今年で 94 回目を迎える。

 この間、事業場では、労使が協調して労働災害防止対策が展開されてきた。この努力により労働災害は長期的には減少しており、令和2年の労働災害による死亡者数は3年連続で過去最少となる見込みである。

 一方、休業4日以上の労働災害による死傷者数は、高齢者の労働災害、転倒災害や 「動作の反動・無理な動作」による労働災害が年々増加していることに加え、新型コロナウイルス感染症の罹患による労働災害の増加により、平成14年以降で最多となる見込みである。

 このような状況において労働災害を減少させるためには、働く高齢者の増加等の就業構造の変化や新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う社会情勢の変化等に対応し、将来を見据えた持続可能な安全管理を継続して実施していく必要がある。

 これにより、すべての働く方が安心して安全に働くことのできる職場の実現を目指すことを決意して、令和3年度全国安全週間は、以下のスローガンの下で取り組む。

「持続可能な安全管理 未来へつなぐ安全職場」

2 期間

7月1日から7月7日までとする。
なお、全国安全週間の実効を上げるため、6月1日から6月30日までを準備期間とする。

3 主唱者

厚生労働省、中央労働災害防止協会

4 協賛者

建設業労働災害防止協会、陸上貨物運送事業労働災害防止協会、港湾貨物運送事業労働災害防止協会、林業・木材製造業労働災害防止協会

5 協力者

関係行政機関、地方公共団体、安全関係団体、労働組合、経営者団体

6 実施者

各事業場

pdf 令和3年度全国安全週間実施要綱.pdf (0.32MB)

 

中央労働災害防止協会全国安全週間特設サイト

https://www.jisha.or.jp/campaign/anzen/youkou.html