2019.8.8【厚生労働省】
<「副業・兼業の場合の労働時間管理の在り方に関する検討会」の報告書を公表>
厚生労働省の「副業・兼業の場合の労働時間管理の在り方に関する検討会」
(座長:守島基博 学習院大学経済学部経営学科教授)は、このたび、
副業・兼業の場合の労働時間管理の在り方に関する報告書を公表。兼業の際に、
労働者の健康確保や企業の予見可能性にも配慮して、どのように実効性のある
労働時間管理を行うかという課題などについて検討するため、
平成30年7月から令和元年7月までに9回にわたり開催していた。
2019.7.29【厚生労働省】
<労働安全衛生規則の一部を改正
特別教育の対象業務に、電気自動車等の整備の業務を規定>
厚生労働省は、労働安全衛生規則の一部を改正し、法定特別教育の対象業務に
「電気自動車等の整備の業務」を規定。電気自動車等の整備を行う者は、
低圧電気に関する基礎知識に1時間以上、低圧の電気装置に関する基礎知識に2時間30分以上、
低圧用の安全作業用具に関する基礎知識に30分以上、電気自動車等の整備作業の方法に
1時間以上、関係法令を1時間以上、計6時間以上の安全教育の受講が義務付けられた。
令和元年10月1日施行予定。
2019.7.11【厚生労働省】
<令和元年度「全国労働衛生週間」を10月に実施>
厚生労働省は、10月1日(火)から7日(月)まで、令和元年度「全国労働衛生週間」を実施。
今年のスローガンは、一般公募に応募のあった183作品の中から、
吉岡 まみさん(長崎県)の作品「健康づくりは 人づくり みんなでつくる 健康職場」
に決定。
昭和25年から毎年実施しているもので、今年で70回目となる。労働衛生分野では、
過重労働等により労働者の命が失われることや健康障害、職場における労働者の
メンタルヘルス不調、病気を抱えた労働者に対する治療と仕事の両立支援、
化学物質による重篤な健康障害などが重要な課題となっています。
このような状況を踏まえて、改正労働安全衛生法(平成31年4月1日施行)に基づく、
労働時間の状況の把握や長時間労働者に対する医師の面接指導等の実施の徹底、
病気を抱えた労働者の治療と仕事の両立支援を社会的にサポートする仕組みの整備、
化学物質対策については、ラベル表示・安全データシート(SDS)の交付・入手の徹底に
取り組むこととしている。
2019.07.5 【国土交通省】
<「自動車運送事業者における心臓疾患・大血管疾患対策ガイドライン」を策定>
近年、事業用自動車の運転者が疾病により
運転を継続できなくなる事案が増加傾向を示している。
その中で、心臓疾患は脳血管疾患と並んで最も多く、また、
大動脈瘤等の大血管疾患による運転者への影響も考えられるため、
事業用自動車の運転者に関する心臓疾患・大血管疾患対策が必要となっていた。
このため、国土交通省では「健康起因事故対策協議会」での議論を受けて、
心臓疾患・大血管疾患が原因となる事故を防ぐために自動車運送事業者が
知っておくべき内容や取り組む際の手順等を具体的に示した
「自動車運送事業者における心臓疾患・大血管疾患対策ガイドライン」を策定。