安全衛生情報

2025-11-27 12:40:00

運動標語 「年末」感謝の総点検 「年始」も笑顔で 無事故の発進

 

1. 趣旨

 年末年始無災害運動は、働く人たちが年末年始を無事故で過ごし、明るい新年を迎えることができるよう、事業場等の取り組み促進を図る趣旨で、昭和46年から厚生労働省の後援のもと中央労働災害防止協会が主唱する運動で、本年で55回目を迎えます。

 

 令和6年の労働災害(新型コロナウイルス感染症のり患による労働災害を除く)による死亡者数は746人と過去最少だったものの、業4日以上の死傷者数は135,718人となり、4年連続で増加となった。そのうち60歳以上の高齢者の割合は30.0%となっており依然として増加傾向にあります。


 本年8月末までの労働災害発生状況をみると、前年同期に比べて休業4日以上の死傷者数は、全体で1.4%減少しているが、依然として増加している業種および事故もある。業種別では、商業で3.8%、保健衛生業で3.0%増加している。また事故の型別では、「転倒」で6.5%増加しており、死亡災害の事故の型別では「交通事故(道路)」が19.6%増加しています。

 こうした状況の中で、特に年末年始は大掃除や機械設備の保守点検・再稼働等の作業が多くなるほか、物流等の増加に伴う交通・荷役作業時の災害、積雪や凍結による転倒等の危険が増す。また、多忙による焦りや疲労からミスやエラーが起こりやすくなる。そのため各事業場においては、非定常作業における安全確認の徹底、作業前点検の実施、作業手順や交通ルールの遵守、安全衛生保護具の点検の実施が一層重要となります。

 また転倒・腰痛災害予防のため、身体機能の維持向上のための取り組みや、感染症予防を含めた労働者の健康管理にも全員で取り組むことが大切です。


自身の安全・健康の確保はもちろん、周囲の仲間とも声を掛け合って、皆で力を合わせて無事に一年を無災害で締めくくり、新年を明るい笑顔でスタートできるよう、本年度の年末年始無災害運動を展開しましょう。

 

2. 実施期間

令和7年12月1日から令和8年1月15日まで

 

詳細は、添付実施要項をご確認ください。

pdf 年末年始無災害運動実施要領2025_musaigai_youryou2025.pdf (0.17MB)

pdf 年末年始無災害運動 リーフレット_musaigai_leaflet2025.pdf (6.18MB)

pdf 東京労働局_令和7年度 年末・年始SafeWork推進強調期間実施要項_令和7年12月.pdf (0.87MB)