安全衛生情報

2020-08-17 15:03:00

 厚生労働省は、7月31日、「金属アーク溶接等作業を継続して行う屋内作業場に係る溶接ヒュームの濃度の測定の方法等」(令和2年厚生労働省告示第286号。以下「告示」)を告示しました。この告示は、一部を除き令和3年4月1日から施行されます。
 
 この告示は、金属アーク溶接等作業で発生する「溶接ヒューム」へのばく露による労働者の健康障害防止措置を規定するために改正された特定化学物質障害予防規則(以下「特化則」)に基づいたものです。金属アーク溶接等作業※1を継続して行う屋内作業場での溶接ヒュームの濃度の測定方法や、その結果に基づく有効な呼吸用保護具の選択・使用方法などを定めたものです。
 
 厚生労働省は、今後、この告示を含めた改正政省令など※2の円滑な施行に向けて関係者への周知の徹底や啓発活動に取り組み「溶接ヒューム」による健康障害の防止対策を推進するとのことです。
 
※1 金属をアーク溶接する作業、アークを用いて金属を溶断し、またはガウジングする作業その他の
   溶接ヒュームを製造し、または取り扱う作業
※2 「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令」(令和2年政令第148号)
   「特定化学物質障害予防規則及び作業環境測定法施行規則の一部を改正する省令」
   (令和2年厚生労働省令第89号)
   「作業環境評価基準等の一部を改正する告示」(令和2年厚生労働省告示第192号

 

 <告示概要>

1.溶接ヒュームの濃度の測定の方法等(特化則第38条の21第2項関係)
2.労働者に使用させる有効な呼吸用保護具の要件(特化則第38条の21第6項関係)
3.呼吸用保護具の装着の確認の方法(特化則第38条の21第7項関係)

 

 

pdf 【別添1】「金属アーク溶接等作業を継続して行う屋内作業場に係る溶接ヒュームの濃度の測定の方法等」(令和2年厚生労働省告示第286号)[PDF形式:105KB].pdf (0.11MB)

pdf 【別添2】「金属アーク溶接等作業を継続して行う屋内作業場に係る溶接ヒュームの濃度の測定の方法等について」(令和2年7月31日付け基発0731第1号)[PDF形式:117KB].pdf (0.12MB)

pdf 【別添3】金属アーク溶接等作業を継続して屋内作業場で行う皆さまへ 金属アーク溶接等作業について健康障害防止措置が義務付けられます」(リーフレット)[PDF形式:760KB].pdf (0.78MB)

pdf 【別添4】「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令」(令和2年政令第148号)[PDF形式:45KB].pdf (0.05MB)

pdf 【別添5】「特定化学物質障害予防規則及び作業環境測定法施行規則の一部を改正する省令」(令和2年厚生労働省令第89号)[PDF形式:383KB].pdf (0.39MB)

pdf 【別添6】「作業環境評価基準等の一部を改正する告示」(令和2年厚生労働省告示第192号)[PDF形式:239KB].pdf (0.24MB)

pdf 【別添7】「労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令等の施行等について」[PDF形式:144KB].pdf (0.15MB)

pdf 【別添8】「屋外作業場等において金属アーク溶接等作業を行う皆さまへ 金属アーク溶接等作業について健康障害防止措置が義務付けられます」(リーフレット)[PDF形式:469KB].pdf (0.48MB)

pdf 【別添9】「金属アーク溶接等作業以外で塩基性酸化マンガンを取扱う皆さまへ 金属アーク溶接等作業について健康障害防止措置が義務付けられます」(リーフレット)[PDF形式:476KB].pdf (0.49MB)

 

以上

2020-08-17 11:33:00

【労働衛生関係新製品紹介】

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 独立型のポータブル設計で、ほんの少しの水と電気があれば設置・利用できる

 

 水循環を用いた次世代の分散型水インフラの研究開発・事業展開を手がけるWOTA(ウォータ)は、AIを活用した自律分散型水循環システムを搭載した、水循環型ポータブル手洗い機「WOSH」を開発し11月に出荷する。

 新型コロナウイルスとの共生に向け、水道のない場所に設置可能でいつでも綺麗な水で手洗いができる手洗い場として提案するとのこと。

「WOSH model zero」は、水インフラを必要としない独立型のポータブル設計で、ほんの少しの水と電気があれば設置・利用が可能。病院、学校、商業施設、飲食店の店舗前などにも手軽に設置できる。

 また、水循環システムのテクノロジーにより、排水量は100分の1と極めて少ない量で衛生的な水を利用し続けられる。さらに、世界中での利用状況データをクラウド管理することで適切な管理やサポートが可能になる。

 

 同製品では、供給水質の安全性を担保するため、膜ろ過・塩素添加・紫外線照射の3段階のWOTA独自のテクノロジーを搭載。コロナウイルスのようなウイルスを含んだ水でも、同製品の水循環テクノロジーで確実な処理を行う。具体的には、同製品が搭載しているフィルターの最も目が細かいフィルターの孔の大きさが1〜2nm、コロナウイルスの直径が50〜200nmであることから、膜ろ過の過程でフィルターによりウイルスを排除できる

 

 また、フィルターの状態や供給する水質をセンサーで監視する仕組みや、塩素と紫外線による殺菌機能によって安全性を確実に高めるなど、WHOの飲料水ガイドラインや各国の飲料水基準に準じ、衛生的な水を供給するための安全管理を提供する。

そのほか、誰でも正しい手洗いができる、30秒をカウントする「セーフティー・リング」や、アップサイクルを取り入れたドラム缶の筐体デザインが特徴。設計面では3Dプリンタを活用した量産も想定し、世界中での生産も期待できる。2021年に日・米で約1万台の販売を目指す

同製品のサイズは、幅707×奥行き596×高さ1063ミリメートル。重量は60キログラム。提供方法はレンタルで、契約期間は24カ月。価格は月額2万2000円(税別)。設置費用や消耗品、送料などの諸経費は別途発生する。11月頃の出荷では、限定600台の予約を受け付ける。

出典:WOTAプレスリリース

 

 

2020-08-17 11:24:00

 全国的に梅雨明けと同時に猛烈な暑さに襲われています。

総務省消防庁は12日、8月3~9日の1週間に熱中症で救急搬送された人が全国で6664人(速報値)に上ったと発表しました。前週7月27日~8月2日の3426人から約1.9倍増加し今年最多

 関東甲信や東海地方などで梅雨明けし、猛暑が続いたことが影響したとみられる。前年同期の1万5299人と比べると半分以下だった。死者は10人に上っている。
 搬送者のうち、65歳以上の高齢者が57.6%と過半数。これらの労働者がいる職場は、作業環境に細心の留意が必要となっている。3週間以上の入院が必要な重症は180人。都道府県別では東京の668人が最も多く、埼玉484人、愛知417人とのこと。


 消防庁は、小まめな水分補給などを呼び掛けている。また今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、マスクを適宜外すことなども心掛けるよう促している。

以上

2020-08-17 10:56:00

 標記、厚生労働省施策「エイジフレンドリーガイドライン」周知・推進の一環として、働く高齢者のための安全衛生管理セミナーが、厚生労働省委託事業として労働調査会開催で実施されます。

 労務管理担当者様、労働安全衛生担当者様、これからの労働安全環境の必須要件ともなってくるこのガイドラインをご理解頂き、各企業内、事業所内で展開、実践をお願いいたします。

 

 なお、当社は標記「エイジフレンドリーガイドライン」の現地推進状況調査・確認、及び、本年度から運用開始となった「エイジフレンドリー補助金」申請の仲介、お手伝いも実施しております。是非、ご相談ください。

 

pdf 働く高齢者のための安全衛生管理セミナーについて-R2-8-4.pdf (0.66MB)

 

以上

2020-08-17 10:43:00

 改正石綿規則が7月に公布され、関係通達が基発 0804第 3号(8月4日付)で

発行されました。詳細は以下添付フィルでご確認ください。

 

pdf 01_パンフレット(事業者向け)).pdf (1.42MB)

pdf 02_パンフレット(発注者向け).pdf (0.43MB)

pdf 03_令和2年厚生労働省令第134号.pdf (0.66MB)

pdf 04_基発0804第3号_石綿障害予防規則等の一部を改正する省令等の施行について.pdf (0.42MB)

pdf 05_厚生労働省告示第276号.pdf (0.07MB)

pdf 06_厚生労働省告示第277号.pdf (0.14MB)

pdf 07_厚生労働省告示第278号.pdf (0.09MB)

pdf 08_厚生労働省告示第279号.pdf (0.05MB)

 

以上

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