2022-07-29 19:05:00
熱中症搬送6月最多=1.5万人、昨年の3倍超―総務省消防庁
総務省消防庁は7月27日、熱中症のため6月に救急搬送された人数が全国で1万5969人に上ったと発表。昨年6月の4945人の3倍超で、統計を取り始めた2010年以降6月として最多。下旬に各地で最高気温が35度以上の猛暑日が続いたことが原因とみられる。
日別では、全国的に暑さが厳しくなった6月25日から30日まで連日、1日当たりの搬送人数が1000人を超え、この6日間だけで1万人以上が搬送された。
年代別では、65歳以上の高齢者が8758人と全体の54.8%を占めた。発生場所別では自宅の敷地内などの「住居」が6259人(39.2%)と最も多く、小中高校などの「教育機関」でも1184人が搬送された。
都道府県別では東京が1827人と最多で、埼玉(1381人)、愛知(1156人)が続いた。
【添付概要】
◆ 救急搬送人員の年齢区分別では、高齢者が最も多く、次いで成人、少年、乳幼児の順。
◆ 搬送された医療機関での初診時における傷病程度別にみると、軽症が最も多く、次いで中等症、重症の順。
◆ 発生場所別の救急搬送人員をみると、住居が最も多く、次いで道路、公衆(屋外)、仕事場①の順。
◆ 都道府県別人口10万人当たりの救急搬送人員は、群馬県が最も多く、次いで福井県、茨城県、埼玉県、鳥取県の順。
令和4年6月の熱中症による救急搬送状況.pdf (1.4MB)
熱中症による救急搬送人員(7月18日~7月24日速報値).pdf (0.25MB)
以上