2022-02-03 00:15:00
国土交通省によると、運転者の疾病により事業用自動車の運転を継続できなくなった事案として、自動車事故報告規則に基づき報告のあった件数は、健康起因事故に対する事業者の意識の高まり等を反映し増加傾向とのことです。2019年は、乗合バスとトラックにおける報告件数の減少に伴い総数は前年を下回ったがタクシーは増加した。
また、2020年度に労働基準監督署が実施した、長時間労働が疑われる事業場に対する監督指導のうち、運輸交通業で労働基準関係法違反があったのは1,356事業場。そのうち893事業場が「労働時間」違反、302事業場が「健康障害防止措置」違反に関するものとのこと。
これらを踏まえ、国土交通省は2月21日、事業用自動車の運転者の健康や過労に起因する事故を防止するため、運送事業者等を対象とした以下オンラインセミナーを無料開催する。
「プロドライバーの健康管理・労務管理の向上による事故防止に関するセミナー」
基調講演「働き方改革で安全運転の確保 ~過労・睡眠不足と安全運転の関係について学ぶ~」
- 公益財団法人 大原記念労働科学研究所主管研究員 酒井 一博氏
健康管理・労務管理の向上による事故防止に関する取り組みの紹介
- 「自動車運送事業者における健康起因事故防止対策について」
国土交通省 自動車局 安全政策課 - 「運転と視野」
たじみ岩瀬眼科 院長 岩瀬 愛子 氏 - 「健康管理で社員とお客様を守る!」
中日臨海バス 代表取締役社長 森川 大興 氏 - 「輸送 DX」による健康管理向上と事故防止の取組みについて ~ドライバーの「健康」と「安全」を同時に見守り事故リスクを予測(SSCV)~
日立物流 営業統括本部 輸送事業強化 PJ SSCV 強化グループ 部長 南雲 秀明 氏
開催日時は2月21日(月)13:00~16:30、定員は400人(先着順、定員に達し次第締切)。
申し込みはこちらから。