【タクシーにおける感染拡大防止】
タクシーを運行する、あるいは利用する企業の経営者・担当者のみ
1.課題の背景:
2020年2月から4月にかけて、複数の都道府県におけるタクシ
運転手と
他地域からの観光客が多い沖縄県では、連休期間中の5月初旬まで
2.企業でできる対策:
2-1 労務管理・運行管理を通じて、体調不良の状態での乗務を避ける
2-2 飛沫感染を防ぐため、窓を開けるなどして常時換気をする
2-3 接触感染を防ぐため、運転手の手指衛生や乗客が降りた後の拭き
2-1.労務管理・運行管理
① 体調不良時に安心して休めるよう、休暇や欠勤などの制度を整え
② 出勤時(乗務開始時)の体調は、運転手自身と管理者の両方向で
③ 営業所内での「3密」(密閉・密集・密接)を避ける
地域の流行状況に応じて考慮する対策
④高齢、基礎疾患があるなど重症化しやすい条件に該当する運転手
まず、体調不良の状態での乗務を避けることは、新型コロナウイル
地域の流行状況に応じて考慮する対策もあります。例えば、自地域
なお、経営者が運転手ら従業員を取り締まるような管理一辺倒にな
2-2.飛沫感染の防止
① 運転手と後部座席の間にビニールカーテン等による仕切りを設け
② 運転手はマスクを着け、乗客にもできるだけ着けてもらう
③ 走行中は常時窓を開けて換気する
※消毒剤を噴霧するタイプの商品は人体への安全性と効果が公的に
運転席と後部座席の間に仕切りを設ける、運転手と乗客両方がマス
走行中は、運転席・助手席だけでなく後部座席も窓を開け、常時換
一方、人体以外での実験結果を根拠として、消毒剤を噴霧するタイ
2-3.接触感染の防止
① 乗客の荷物を触った後、ハンドル等を触る前に、手指消毒を行う
② 運賃授受の後、ハンドル等を触る前に、手指消毒を行う
③ 乗客が降りた後、家庭用洗剤を用いて車内を拭き、手指消毒を行
④ 車庫に戻った時や帰宅時は、流水と石けんで手を洗う
⑤ 業務中に着た制服等はできるだけこまめに洗濯する
⑥ キャッシュレス決済の導入・利用を促す
まず、適切なタイミングと方法による手指衛生(アルコールによる
手袋を使えば省略で
乗客が降りた後は、手すりなど車内で手を触れやすい場所を中心に
その他、ICカードやQRコードを用いたキャッシュレス決済を使
3.関連情報リンク:
(1)(一社)全国ハイヤー・タクシー連合会
タクシーにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン(
http://www.taxi-japan.or.jp/co
(2)沖縄県立中部病院感染症内科
タクシー運転手に求められる新型コロナウイルス対策 7つのポイント
http://plaza.umin.ac.jp/~ihf/o
(3)沖縄県医師会(YouTube) タクシー運転手向けの感染対策について
https://www.youtube.com/watch?
(4)消費者庁 新型コロナウイルスに対する予防効果を標ぼうする商品の表示に関
改善要請等及び一般消費者への注意喚起について(2020年3月
https://www.caa.go.jp/notice/e
PDF版
【感染症予防】タクシーにおける感染拡大防止.pdf (0.95MB)
情報元:りんどう国際事務所 社会保険労務士 中條幸子 sr-rindow@rindowkokusai.com
文責:田原 裕之(産業医科大学 産業精神保健学)
※本文章は、産業医有志グループ(今井・櫻木・田原・守田・五十
以上