国内でもインフルエンザが流行し始めていますが、以下時事通信情報にあるとおり、海外(中国、タイ)での新型ウィルス性肺炎発症情報が届いています。仕事の関係でやむを得ず中国やタイ等への渡航の予定がある方は、不特定多数が集まる場所への不意不要な外出は控える等、感染症予防対策に留意しましょう。
2020.1.11
【北京時事】中国湖北省武漢市政府は11日、市内で多発しているウイルス性肺炎により初めて死者が出たと発表した。新型のコロナウイルスへの感染が確認された肺炎患者が10日までに41人に上り、うち1人が死亡し、7人が重症、2人は既に退院したとホームページで明らかにした。
死亡したのは61歳の男性。今回肺炎患者を多く出している市中心部の海鮮卸売・小売市場で、いつも商品を仕入れていた。9日夜に呼吸不全で死亡した。 患者数は5日公表の59人から減少した。18人は新型ウイルスに感染していなかったためとみられる。
中国の専門家チームは複数の患者から新型のコロナウイルスを検出し、病原体だと暫定的に判断。新型肺炎(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こすコロナウイルスとは違う種類で、専門家からは「ワクチン開発には数年かかる可能性がある」との見方も出ている。
(ニュース提供元:時事通信社)
2020.1.13
【バンコク時事】タイ保健省は13日、バンコク近郊のスワンナプーム国際空港に到着した旅行者の中国人女性(61)から、湖北省武漢市で多発している肺炎の原因とみられる新型のコロナウイルスと同型のウイルスが検出されたと発表した。中国以外で検出されたのは初めて。
女性は空港で発熱が確認されたため、病院に搬送され、感染が判明した。既に熱は下がり、医師団が経過を見守っている。保健当局は女性と接触した16人についても調べたが、感染は認められなかった。
(ニュース提供元:時事通信社)