【明日の安全訓】私たちは常に命の短さを嘆きながら、あたかも命がいつまでも続くかのように振舞う。セネカ(ストア派哲学者)命が1つしかないのは誰でも知っています。日頃、健康に気をつけるのも長く健康でいたいための行動と思います。しかし、仕事となると、あたかも命を軽視する行動も見られます。機械の安全装置を外して使用する、通路を走る、脚立の天板に乗る、高所で墜落制止用器具(安全帯)を使用しないなど、危険をかえりみない行動といえます。自分と仲間たちの命の大切さを理解しているならば、命を大切に行動することが大事です。明日もご安全に!
【明日の安全訓】道近しといえども、行かざれば至らず。筍子簡単だ、すぐにできると思っているだけでは、何にもならない。安全衛生対策なんて、やろうと思えばすぐにでもできるから、その内やろうと後回しにしていると、いつまでも変わりません。そして、得てしてそんな時に事故が起こったりします。その程度ならすぐに導入できそう!と思える安全対策も多数あるでしょう。しかし思っている間に事故が起こることもあります。事故が起こってから「あの時こうしておけば」と後悔しても遅いのです。考えている時間があるのなら、則実行しましょう。明日もご安全に!
【明日の安全訓】必要なことは二度でも言うがよいエンペドクレス(古代ギリシャの哲学者)記憶に残すためには、繰り返し刷り込まないといけません。大切なことを頭にいれるためには、一度や二度言ったくらいでは足りないぐらいです。安全の大切さ、事故防止についても何度も何度も繰り返し言って、習慣にしましょう。明日もご安全に!
【明日の安全訓】山中の賊を破るのは易く、心中の賊を破るのは難し。王陽明心の中の賊、つまり慢心、言い訳と言った心にブレーキを掛けるものを取り除くことは難しいものです。事故を招く原因の1つは、不安全行動です。この不安全行動は、作業の慣れや油断が招いています。「慣れてるし、これくらいいいだろう」という心の動きは自然で、止められません。事故はこういった一瞬の油断の時に起こります。それを「組織の仕組み」で最小化する取組みが「安全活動」です。
明日もご安全に!
【明日の安全訓】視野の狭い人は、我が身を処する道を誤るだけでなく、人にも迷惑をかける。
松下幸之助
作業の手抜き、横着や、保護具未装着など、目先の効率をとると、時として事故になります。 事故は自分だけでなく、周りにも迷惑になるのです。どうして手袋を着けるのか、保護めがねを着けるのか、スイッチを押す順番があるのかなどには、必ず理由があるのです。明日もご安全に!