日記

2022-03-17 12:00:00

【企業ビジネス余談】SDGs(エスディージーズ)って何?

SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2016年から始まった持続可能な世界をつくるために国連における議論を経て策定された国際目標です。SDGsは主に発展途上国の問題に取り組むMDGs(Millen-nium Development Goals:ミレニアム開発目標)を前身とし、世界的な環境問題や社会問題の深刻化に対して、あらゆる組織と個人のチャレンジで2030年までに実現すべき目標(=解決すべき課題)として示されました。

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SDGsは17の目標、169のターゲット、232(重複あり)の指標から構成され、これらは私たちの生活とビジネスのサステナビリティ(持続可能性)と大きくかかわっています。たとえばゴール1の「貧困をなくそう」について考えてみましょう。社会に貧困層が増えれば、それは市場の縮小や購買力の低下をもたらすとともに、貧困対策のための社会保障費の増大を招きます。そうなれば企業は市場と顧客を失い、社会保障費のさらなる企業負担が求められます。ゴール13の「気候変動に具体的な対策を」も同様で、気候変動を放置すれば自然災害の頻発化により自社の災害リスクが増大します。これらの問題は企業規模の大小や業種に関係なく共通するリスクです。つまり、SDGsが示している目標は、決して企業やビジネスと無関係ではないのです

 

以下が労働安全衛生・健康管理関連「ターゲット」に該当すると判断します。

3.4 2030年までに、非感染性疾患による若年死亡率を、予防や治療 を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。

3.6 2020年までに、世界の道路交通事故による死傷者を半減させ る。 

3.9 2030年までに、有害化学物質、ならびに大気、水質及び土壌の 汚染による死亡及び疾病の件数を大幅に減少させる。 

8.8 移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な雇用状態にあ る労働者など、すべての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環 境を促進する。(指標: 8.8.1 労働者100,000人当たりの致命的及び非致命的な労働災害 (性別、移住状況別))

 

なお「169のターゲット」をより詳細に分類した指標は、総務省がまとめている。

こちらから確認いただけます。